
社内SEの転職を考えている人
「社内SE」に必要なスキルって具体的にどんなスキル?どんな職種を経験していたら社内SEになれるの?実際に社内SEとして働いていた人から話を聞きたい・・・。
こんな疑問にお答えします。
本記事のテーマ
社内SEに必要な3つスキルと能力を解説します
社内SEに必要な3つのスキルと能力
- システム企画マネジメント
- ネットワークとセキュリティ
- コミュニケーションスキル
記事の信頼性

ボクは5年間、製薬会社に社内SEとして勤務を経験。現在は、金融業界のWebマーケターとして働いております。当時のリアルな情報も合わせてお届けできたらと思います。
読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「社内SEの転職を考えているけど、具体的にどんな仕事内容か知りたい」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「社内SEは何のスキルが必要なのか?」をイメージできるようになると思います。
転職を考える際に選択肢が1つでも増えると心に余裕ができますし、ライフワークバランスのとれた社内SEの働き方は合う人にはめちゃくちゃ合うはず。
それでは、さっそく見ていきましょう。
①システム企画マネジメント:プロジェクトリーダとしての遂行力

「スケジュール管理が大事」という認識で良いと思います。
5GやAI・ロボットなど。どの業界でもIT化が進んでおり、以下のような案件が生まれてきます。
- 基幹システム構築の企画
- サーバやネットワーク機器のハードウェア更新
- 業務改善を目的としたシステム開発/導入
上記のような案件の中心人物になるのが社内SEです。ITにおける企業の課題に対して施策を考えて企画・遂行していくことになります。
システム会社と担当部署の橋渡し
「業務改善を目的としたシステム導入」を例にあげてみましょう。
- 要件定義
- システム設計
- システム開発
- 単体テスト
- システムテスト
- テスト環境リリース/動作確認
- 本番稼働
※ 社内SEが参加
一般的なシステム開発/導入の流れになりますが、社内SEは上流と下流のプロセスに対して参戦します。
ITリテラシーの高くない担当部署とシステム会社では認識のずれが発生することもありますし、セキュリティやネットワークなど回答できない項目も出てきます。

担当部署とシステム会社の橋渡しになってあげるようなイメージですね。その他、社内の関係部署への情報共有をお忘れなく!
スケジュール管理を徹底する

日頃の仕事が忙しくて”●●システム”の案件、何も進んでないんですよ。
社内SEあるあるだと思います。担当部署の方ってなかなか重い腰を起こしてくれないことがあるんですよね。
とはいえ、モノゴトには納期、エンドというものがあるわけですから!

そこは社内SEの役割。スケジュール管理をカッチリとやっていきましょう。
SIer時代の経験が活かせる
システムエンジニア(システム開発の経験がある)やSIの方々は、100%社内SEとして活躍できることを断言しましょう。
なぜなら、ぼくが元システムエンジニアとして肌感で感じたからです。
要件定義やシステム開発を経験することで、
- システム開発でどういった情報が必要か?
- 要件に対してどれくらいの作業ボリュームが発生するか?
- システム連携や他部署への影響度は?
など、システム開発/導入において大事なポイントをおさえることができるようになりました。

SIerやSI経験者の方、社内SEで活躍できることは間違いないですよ!ライフワークバランスもとれた社内SEの働き方ってのも・・・悪くないだろう。
②ネットワークとセキュリティ:地味だけど強みとなるスキル

ここまではシステム開発のお話を中心にしてきました。次は基盤となるインフラのお話です。
ネットワークやサーバなどのインフラ設計・運用ができていないと、システムの安定稼働が実現できません。

餅は餅屋。ネットワーク関係はプロにお任せしたらいいんじゃないの?

もちろん、実際の作業については外注します。しかし、すべて外注しているとカオスなインフラが出来上がってしまい、取り返しがつかなくなる可能性も・・・。
“ある程度”はインハウス化したい
企業の成長と共に、ネットワークの拡大やサーバのスペックの見直しも発生します。その都度、対応しているとインフラのカオスがどんどん進んでいくことは目に見えて。

積み木も全体のバランスを見ながら積んでいきますよね?何も考えずにただただ高くすると…。
- サーバとクライアントのネットワークセグメントを分ける
- オンプレミス or ホスティングのルール作りは早めに行う
- ネットワークの設計はインハウス化して、カオス化を防ぐ
上記のような考え方、ブレインとなる部分はある程度インハウス化が必要になってくると思います。
サーバ導入やネットワーク設計の経験があるネットワークエンジニアは、社内SEの転職において大きなアドバンテージになることでしょう!
ネットワークエンジニアの需要は高まっている
以下のような理由から、どの業界、企業においてもネットワークエンジニアの需要は高まっております。
- BCPにおいて地震や台風などの災害時対策の項目が重視される
- 働き方改革でテレワークや在宅勤務など、インフラの拡充及びセキュリティ対策が必要
- そもそも社内でわかる人が全くいない。ある程度、インハウス化したい
withコロナ時代になって私たちの働き方は大きく変わることが予想されます。
利便性とセキュリティは相反するものなので、安心・安全な環境を構築するためにはネットワークの知識・スキルに長けたエンジニアが重宝されることでしょう。
③コミュニケーションスキル:オープンマインドなメンタル

社内SEでも人によって相談しやすい、相談しづらいがあります。

もちろん言うまでもなく、相談しやすい方が良いに決まっています!
相談されるには信頼関係を築く必要があります。そう、コミュニケーションの積極性が大事!
- 他部署の人とコミュニケーションできる機会を増やす
- 積極的に他部署の業務改善をチャレンジする
- 萎縮せずリーダークラス、上司にアピールする
「自分にどんな利用価値があるのか?」を他部署の方にイチ早く理解してもらうのが成功のカギです。
まとめ:社内SEに必要なスキルと能力を解説しました
本記事では、社内SEに必要な3つのスキルを紹介してきました。
- システム企画マネジメント
- ネットワークの知識・スキル
- コミュニケーションスキル
「プログラミングスキルは必要ないの?」とよく聞かれますが、仕事上は必要ありません。しかし、その経験はシステム会社と社内の橋渡しにおいて活かすことが可能です。
また、働き方改革や災害対策が進んでいく時代。ネットワークやセキュリティの知識・スキルがある方もかなり重宝されることでしょう。
ライフワークバランスのとれた社内SEという働き方も良いものです。
「あっ自分当てはまるかも!?」なんて方は、社内SEの転職も考えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き、社内SEの転職超入門ガイド「なれる社内SE」の執筆を続けていきます。
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